エアーカバリング機とはスパンデックス(spandex)の一般名で呼ばれているポリウレタン糸とナイロン、ポリエステル等の長繊維(POY・FDY)を任意の速度に設定したフィードローラーでインターレーシングノズルに送り込み、その内部の圧縮空気によって起こされた乱流を利用してこれらの糸を空気交絡させACYと呼ばれる糸を製造する機械です。
AT-501 RWSI シリーズは従来の巻きつけ式低速カバーリング機で生産されるSCYに代わり、ACYを高速で加工する事により低コストで糸を生産する事が出来ます。
現在世界的に見ればACYの使用率は格段の伸びを見せています。この原因はACYの品質が向上しSCYの代替として認められてきた為で、世界市場の流行、製品価格低下に伴い、この流れには更に拍車が掛かると見込まれています。
当初使用されていた品目には、パンティーストッキング、タイツ、インナーグローブ等が上げられますが、最近では原料であるポリウレタン糸の価格が低下した事もあり、これらにも増してスポーツウェアー、アウターウェアー、インナーウェアーなど全ての衣料分野での使用量が増加しています。
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